急性白血病になるとどうなるの?
皆さんは血液のがんってご存知でしょうか?
私は病院で看護師として働いています。
医療の世界って非日常的なことがあまりにも多く長く携わっていると自分の日常的な感覚も薄れてきているように思います。
昨日までは普通に過ごしていた人が突然、余命がつけられたり、病気や事故に起きたりする現状を目の当たりにしています。
これからも医療は進んでいくと思っています。
病気に関して何も知らないで過ごすのと、知ってから病気に罹るのでは気持ち的に少しは変わってくると思っています。
すごく医療の世界って専門的なお話や難しい話が多いです。看護師の私でも正直分からないことが多いです。けれども分からないところは調べます。看護師だから自分で調べるの当たり前だろって思われるかもしれませんが…。
少しずつ勉強していきます!
そうそう血液のがんのお話でしたね
以前は慢性骨髄性白血病についてお話をしました
急性白血病とは?
白血病は、造血幹細胞から血液細胞(白血球、赤血球、血小板)へと成熟する途中の細胞ががん化します。白血病は、がん化した細胞が、もし成熟したら「何」になっていたか?によって分類されます。
白血球の中には主にウイルスを攻撃うる「リンパ球」があります。成熟したら「リンパ球」になるであろう細胞ががん化した場合急性リンパ性白血病です。
そして、それ以外の細胞、つまり、リンパ球以外の白血球、赤血球、血小板になる予定である細胞ががん化した場合、急性骨髄性白血病(Acute Myelold Leukemia:AML)となります。
急性骨髄性白血病(AML)の原因
急性骨髄性白血病(AML)の原因は不明ですが、研究では、放射線や抗がん剤などの科学物質が原因と考えられる症例もあります。
原因は今だはっきりしないんですね
白血病の急性リンパ性白血病には、ウイルスが原因で白血病を発症するものもあります。
リンパ性とか骨髄性とか訳が分からなくなってきますね。リンパ性白血病に関してはまた次にやっていきましょ。
急性骨髄性白血病に関してはウイルスの関与か明らかになっているものはありません。
つまり、急性骨髄性白血病は伝染や触ったりしてうつる病気でもありません。
急性骨髄性の診断
基本的には血液検査や身体の症状
・疲労
・身体に力が入りにくい 脱力感
・食欲がない
・痛み、傷がなかなか治らない
・内出血、アザができやすい
・高熱や繰り返す感染症
・骨や関節の痛み
これからの症状は、白血病細胞が引き起こすものと正常な白血球、赤血球、血小板か少なくなることで生じるものがあります。
症状によっては白血病以外の病気でも見られます。
血液検査で白血球の異常と赤血球や血小板の減少が見つかれば、問診や身体の状態と合わせて急性骨髄性(AML)を強く疑います。
確定診断のためには、骨髄液を吸引する「骨髄穿刺」や、骨組織を含む造血組織を採取する「骨髄生検」が必要となります。
急性骨髄性白血病から(AML)の治療法
急性骨髄性白血病の治療法は
- 化学療法
- 寛解導入療法
- 地固め療法
に分けられています。
化学療法
治療の基本は、骨髄中に増えた白血病細胞を死滅させ、正常な血液細胞を増やすというやり方です。
そして、抗がん剤を用いた化学療法は、急性骨髄性白血病(AML)の第一治療法になります。
化学療法による治療は「寛解導入」「地固め療法」の順で行います。